ハートに触っちゃダメです!

「あはは。

バレちゃった?

そう、その指輪ってお菓子のおまけ。

丸瀬先生と私

付き合ってなんかなかったです。


安心しました?

これで今日からグッスリ眠れるんじゃないですか?


あ~あ

丸瀬先生は、やっぱり教師。


生徒と付き合うなんてしませんよ。

ちょっと私に惹かれてるっぽいかなって思ったけど。

ホント、記憶無くしても自分が分かってらっしゃるんですね?


ざ~んねん!」



カバンを取り上げ

ソファーから立ち上がり


平静装って

「ご迷惑お掛けしました。」

ペコリ


頭を下げ

泣きそうな自分


グッとこらえて

すぐに背を向けると


「辻褄が合ってないよな?」

そう言う丸瀬先生


でも

もう

振り返らない


「辻褄なんかどうでもいいじゃないですか?」


スタスタと玄関まで来て

まだ少し期待してる自分


でも


もう丸瀬先生は

追いかけてこなくて・・・



「さよなら丸瀬先生。」