丸瀬先生の気持ちは本物だった。
なのに
この目の前の丸瀬先生には
「俺には理解できない。
これだろ、指輪って。」
ポケットから取り出し
テーブルの上
コロン
と放り出したハートの指輪
「こんなもの一つで約束?
卒業までとか言ったわけ?
バカらしい。
浅見と俺は付き合ってなんかいなかった。
指輪?
なんかの駄賃とかそんなもんだろ?
じゃなきゃ自分で買ったんだな。」
さっき
私に惚れた気持ちが分かるって
そう言わなかった?
なのに
どうして
そうまでして・・・
私が
そこで思ったのは
どうにもならないってこと。
だから・・・

