そこで・・・
あの日の丸瀬先生を思い出してしまって
『浅見に今から俺の印をつけてやる。』
なんて言った丸瀬先生の言葉
その手の感触と吐息・・・
思わず顔が赤くなる私に
「それ!やっぱり浅見さまダメです!
もう、恋しちゃってる顔です!」
いきなり私の顔に指を突きつける一香に
「もう恋しちゃってる・・・とか言われても」
とっくに丸瀬先生に恋してるし・・・
今さらそんな・・・
「ああもう!私ったら!
人様を指さすなんて・・なんてはしたない!
それもこれも
あの男のせいですわ!」
「その男って・・・」
丸瀬先生のこと・・・だよね?
「あのフェロモン垂れ流し男こそ
一香の婚約者ですわ!
最悪!」
ちょ・・・
ちょっと待って!
「婚約者・・・・って言った?」
自分の耳を疑った。
「ええ、本当に一香も不本意なんです。
あんな男と婚約なんて
死んでもイヤって言ったのに・・・」
ウソでしょ!?
丸瀬先生と一香が婚約っ!?

