「光先生があんな子と付き合うわけないから。
光先生は、生徒なんか恋愛対象外だし。」
じゃあ、あなたのことも対象外でしょ?
とは言えないけど・・・
「光先生は、私のことが好きだから。
私が学校辞めることにならないように私への気持ちを今は隠してるの。
奈良坂なんてあんな子本気で相手にするわけないじゃない?」
「でも、ゆりちゃんは付き合ってるって・・・。」
本当のことは別として
そう言って反応を見てみた
「そんなのウソに決まってるでしょ?
付き合ってるなんてウソついて
学校に知れたら丸瀬先生が教師辞めなきゃならなくなるのに。
だから私
何としてでも排除するつもり。」
「排除?」
「そう、もうちょっとした制裁してあげたけど?」
自分も前にウソついて丸瀬先生を落とし入れようとしたクセに
随分と身勝手な女
そう思いながら
「制裁?」
『昨日のこと』とか『とばっちり』とか・・・聞いたけど・・・
「ゆりちゃんに何したの?」
「あら?知らなかったとか?」
知らないよ・・・学校休んでたし・・・
「別に大したことしてないわよ。
ただ、二度と光先生に近づけないようにしてあげただけ。」
そう言ってニコリと笑う姿に
背筋が寒くなるような感覚を覚え
私
まさか
私も?

