丸瀬先生の唇が離れても
まだ
涙が止まらなかった
「もしかして、奈良坂のことで泣いてるのか?」
黙ったままの私に
「泣くだけ損だろ?」
あっさり言う。
「違う・・・」
違うの。
ゆりちゃんのこともある
けど
それだけじゃなくって
そう
この涙は
これから訪れるであろう二人の試練を予感していて・・・
浅見とも 15歳
正しいのか 間違っているのか
分からない道に足を踏み入れる
両親とか友人とか
みんなを
「みんなをダマすことになるんだよね?」
「じゃないだろ?」
丸瀬先生は平気な顔
「教師と生徒だってどんな試練にも打ち勝って純愛を貫く!そしてハッピーエンドだ!」
先生・・・
「どんなドラマですか?」
ホントに
「丸瀬先生を好きになってよかったのかな?」
「あたり前だろ?
頭で考えるな。
心で
いや・・・体で感じろ!」
「丸瀬先生・・・
やっぱり変。。。」

