ハートに触っちゃダメです!


どうしよう!


「も、もしもし・・・」


今の分かったかな?

何て言われるだろ?

何て言い訳すればいい?



『もしもし』って言う数秒の間に必死にいろんな言い訳考えて



「浅見、今のダレ?」


えっと・・・気づいてない?


「あのぉ・・・」


「浅見の彼氏?」


まさか!丸瀬先生が彼氏なんてあり得ない!


「そーゆーのじゃなくって・・・」



「メールも電話も無いから浅見んちに電話したら浅見んちのママさんが『部活の合宿』とかって言うし・・・」


電話の向こうのゆりちゃんの機嫌が悪い気がする。


私が帰宅部なのは周知の事実。


ってゆ~か・・・すっかり

「メールの返事・・忘れてゴメンね。」


返事を忘れるどころか


この2日間、激しく忙しくてすっかりケータイのメールのチェックすらしてなかったこと

今さら気づいても・・・



「浅見・・なんか隠してない?」


ドキッ!


「べ、別に何も隠してないよ。」

と言いつつ


チラリ


丸瀬先生の方を見ると


「浅見、先に行ってるぞ。」

・・って



そんな


そんな大声で言ったらゆりちゃんに聞こえるじゃないですかっ!