ハートに触っちゃダメです!

――――えっ?

どこかから丸瀬先生の声―――


「聞いてるのか、浅見とも!」

あっ・・・

「はい!」


妄想が暴走し始めたところで現実に返った私




「見ろ、あそこに居るのは
奈良坂じゃないか?」



奈良坂・・・って

ゆりちゃん?



「え?どこですか?」


丁度また信号待ちで


前方の横断歩道



渡って行くのは

「ゆりちゃんだ・・・」



確かにゆりちゃん。


そうだ!見つかったらマズイ!






身を乗り出して見てた私


すぐさま気付いて後部座席に深く身を沈めた



のだけど・・・


「気付かれたな。」



えっ!?