ハートに触っちゃダメです!

「うらら、いい加減にちゃんと座ってろよ。」


ず~っと私の肩に頭を乗せてたうららに

信号待ちで車が止まったとき、丸瀬先生が言った。



「いいジャン、別に変なことしてる訳じゃないんだからぁ。」


うららが文句っぽく言って


「ね~、ともとあたしは仲良しなんだからぁ。」


とか見せ付けるっぽく私にベタベタするうらら。



う~む・・・

『変なことしてない』とか『仲良し』とか言ってるけど・・・



「いいか、うららお前は男にしか興味無いって言ったよな?」


「そうだっけ?」


うん?

『男にしか興味無い』とか『そうだっけ?』とか・・・その会話



変じゃない?


「言ったよな。だから、浅見を家庭教師にしたんだからな。」


うん?ん?


丸瀬先生の口調は少し苛立ってる感じで、反対にうららは



「そうだっけぇ?」


完全にとぼけた感じで受け流してる。



やっぱりなんか

この兄妹の会話に疑問が残るのは・・・


私だけ?


「丸瀬先生、あのぅ・・・」


聞いたら答えてくれるかな?




話し掛けたら


「浅見、お前は知らなくていい。」

って?


なんですか?



まだ、なんにも聞いてないんですけど?