恋 × 練習

「そっか、ありがとう。」



「…彼女の事、好きなんだね…。」



小さな声で呟いた。
彼にはその声は…多分聞こえてないはず。



その言葉は、認めたくは無いけど私の本心だ。



「じゃあ、そろそろ…俺、帰りますね。」



「うん。またね。」



これで、あの子の事は分かった。
次は…どうしよう。



「…さ、てと。私も帰ろうかな。」



空いたままのドアから廊下へと出ると、秋が訪れて少し寒気がした。