恋 × 練習

あれから卒業式は終わって、私は待ち合わせをしている先輩を、待っていた。



もしも、先輩とあの子の二人で来たら成功。
もしも、先輩が一人だったら…。



「…はぁ。」



想像するだけでも怖い。
なんて思っているときに先輩が来た。



「一月。」



紛れもなく、先輩は一人だった。
人が沢山居る所だったら分からないけど、
ここの場所は人通りがないから分かる。



「ごめんなさい。先輩…。」



それしか言葉が出なかった。



「一月には感謝してる、ありがとう。」



その後に先輩が言った言葉に、今度は私が驚いてしまう。



「え…。」



私が顔をあげた事に気が付き、言葉を続けた。