「ただいまー。」



家に帰り一息付く、帰りは結構長かった。
あの距離を毎日歩いてるなんて槙乃は大変だな。



「おかえり 、秋。遅かったね。」



「送り届けてきたから。」



「やるじゃん。あ、待ち合わせはどうしたのー?
告白するんじゃなかったの?」



忘れていた、待ち合わせの時間。
もう少ししか時間が無いけど、近くの公園だし大丈夫かな。



この辺は公園が多く、待ち合わせにはピッタリだ。
槙乃の家の方にもあったし。



「行ってくるな!」



急ぎで走っていくと、まだその場所には誰も居なかったから少し安心した。



普通に言って、返事は待つって言って。
それでいいと思ったのに。