学校では、私は一切踊る事は無くなった。
学祭も裏方、有志も出ない。
気取ってたわけじゃなくて学校がどうでも良くなってた。
優香が私の踊る姿を目にする事はもう二度と無いように思う。
それでも、私は年に1度だけ必ず優香の勇姿を一方的に見ることになる。
舞台で演奏するその姿を見るたびに私は思う。
『これで良かったのか?』
私が居てもいなくても優香は辞めていたかもしれない。
でも、初めから何も知らない赤の他人なら傷付くことも泣きそうになることも無かったんじゃないか?
私が優香のプライドを傷つけた。
私も優香も対等でいたはずだった。
対等でいたかったはずだった。
でも、私が優香を一歩引かせてしまった。
きっと今日が最後の優香の勇姿を目にする日。
高校卒業して進路が別れたらきっともういつ会えるかわからない。
例えあってもお互いの勇姿を見ることは無い。


