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夕食を終えて出された課題をやり始めた時、メールが届いた。


机の上に相手あったスマホに手を伸ばし、画面を見ずにメールを表示させる。


片手で問題を1問解いてから、視線をスマホへと移動させた。


そこに表示されていたのはあのゲーム会社からの返信メールで、「あっ」と、小さく声を漏らした。


ペンを置き、スマホの画面を見つめる。


《質問メールのご返信


いつもご利用ありがとうございます。


お客様の質問についてですが、弊社では誕生月に無料アプリの配信というような事は行っておりません。


また、ここ数か月の間にお客様と似た質問をいくつかうけております。


恐らくは弊社の真似をした別の会社が行っている事と思います。


こちらとしても対策を考え中のため、十分に気を付けてくださるよう、おろしくお願いいたします》


送られてきたメールを何度も読み直す。


「嘘でしょ……?」


あのメール事態、いつも使っているサイトから送られてきたものではなかったんだ!


だとすればゲームサイトに質問をしてもどうしようもない。


安心しきってダウンロードしてしまったけれど、ウイルスが入っている可能性だってあるんだ。


今のところ大丈夫そうだけれど、どうなるかわからない。