切リ取リマスカ?

「おぉ、いい写真が沢山撮れてるな」


大雅は写真を確認して行きながらそう言った。


「でしょ。紀子と愛なんて昨日すっごい変顔しててね、面白かったんだよ」


「え? 愛も来てたか?」


大雅がスマホから顔を上げて首をかしげた。


「何言ってるの? 来てたじゃん!」


愛はクラス内でも仲がいいグループの1人だ。


呼ぶに決まっている。


「そうだっけ?」


大雅はまだ首を傾げている。


「写真には沢山写ってるはずだよ」


愛はあたしと紀子の近くに座っていたんだから、写真の枚数も多いはずだ。


それに撮った写真は昨日の夜ちゃんと確認している。


そう思いながらあたしは写真を見直していく。


昨日の夜は確かに愛が写っていた。


紀子の隣で、そしてあたしの隣で写っていた。


あと、参加者全員で撮った写真にだって……。


確認していくと、違和感が胸を付いた。


写真の中に確かに愛はいた。


だけど、昨日確認した時よりも極端のその枚数が減っているのだ。


「なんで……?」


そう呟き、写真を隅から隅まで確認していく。