彼もまた
格子の中から見てるだろう
空の青さに
耐えるひまわり


考えたら
俺は誰でもなかったから
それでよかったんじゃ
ないだろうか?


逃げ出した
その日のうちに
わが街を


うららかな
夏の陽射しの
その中で