私は急いでもないのに急ぐからと理由をつけてその場を去ろうとした。 「おう!またな!」 そう言ってゆーくんは手を振った。 ゆーくんを背に私は歩き出した。 でもね、ゆーくんにまだ言えてないことがあるんだ。 俯いて涙を堪えた。 そして私は後ろを振り返った。