私はビクッとして後ろを向いた。

そこには俊が壁に寄りかかるようにしてこちらを見ていた。



「何?!」

強い口調で私は言った。


「お前さぁ~バレバレなんだよ…。お前、ゆーのこと好きだろ」



「な、な、何言ってんのよ!!んなわけないじゃん!」


かなり動揺していた。
まさか鈍感な俊に気づかれてたなんて…


「図星かよ…」

俊は鼻でフンッと笑って仕事に戻って行った。


何なの?!あいつ!!