教室に戻り席につくと、ムスッとした表情で四ノ宮君はわたしを見てきた。 「……ご機嫌ななめ?難しい問題に当たった?」 「あれ、噂の唯衣様だろ。なんで橘木を呼び出してんの?つかその紙袋何?」 「あー、実は昨日黒板消し落としちゃったのが遠藤先輩なの。それでタオル貸したから返しに来てくれて」 そう言うと、不機嫌そうな表情はどこへやら。 四ノ宮君は「そっかそっかー!!まあ座れよ!!」なんて言ってわざわざわたしの椅子を引いてくれた。 何がなんだか……。 頭の中はクエスチョンマークでいっぱい。