[完結]甘やかし王子様が離してくれません。




一番ドアから近い、ソファのはじっこに座っている遠藤先輩が人ひとり座れるスペースをあけて手招きしてくれた。


隣においで、ってこと?



ほんの少しとまどいながら遠藤先輩の隣に座った。

心ちゃんはわたしの真向かいに座る。



「えっと、友達の橘木ましろです」



心ちゃんがわたしの紹介をすると、ノリのいい人たちがタンバリンやマラカスを振ってお迎えしてくれた。



……明るい人たちで良かった……!!



「……犬居の友達ってお前だったんだ」



「あっ、はい!!……そっか、先輩もテニス部だったんですよね」