わたし、朝から人に迷惑かけてまわってるからなぁ。 主にその被害を被ってるのは学校の王子様で。 絶対に迷惑かけたくない人なのに……。 わたし、もっとちゃんとしてなきゃ!! 「うん!!バイバイ!!」 四ノ宮君にそう挨拶をして、手を左右に振ってから自分の席のもとに行く。 そして机のよこにあるフックにかけていたカバンを握りしめて教室から飛び出した。 ……そういえば、四ノ宮君はなんであんな風にわたしに声をかけてきたんだろう? なんていうことを考えながらも廊下を早足で進み、昇降口に到着した。