美化委員の子の声が教室に響いた瞬間、集まっていた掃除当番の人たちはそれぞれ自分の席に散らばっていった。 カバンを肩にかけて部活に行く子。または帰る子。 そのまま席に座って勉強を始める子もいる。 ……じゃあ、わたしは心ちゃんのもとに行きますか!! 自分の席のもとに行こうとしたその時だった。 クンッと体が後ろに引っ張られた。 確認してみると、四ノ宮君に手首をつかまれていた。 「四ノ宮君?どうしたの?」 「あー、いや……今から予定とかある?俺今日部活休みだから暇でさ」