[完結]甘やかし王子様が離してくれません。




「うん!!」



部屋の中でひとり、ぽつんと心ちゃんを待っているとあるものが目についた。

心ちゃんの部屋に遊びに来たとき、いつもなら置かれていないもの。


「薔薇の、花?」



3段ボックスの上に、小物と一緒に置かれているのはガラスの花瓶に入った薔薇。

わたしは吸い寄せられるように近づいて。


1本、2本……と本数を数えはじめた。



「20、21、22、23、24……24本だ」