でもあの勢いのふたりの間に入り込む勇気はさすがに持ち合わせてないんだ。 それからは平穏に4時間目の終わりまでの時間を過ごして無事に昼休みを迎えた。 「あー、なんなのあいつ。最近よく私につっかかってくるけど」 お弁当の玉子焼きを口に入れもぐもぐ咀嚼しながら心ちゃんは興奮気味に言った。 「……あいつって誰?」 「クラスメイトの男の子ですよー」 赤井先輩の質問に答えたのはわたし。 赤井先輩は、食堂に置かれているガラスのコップに入れてある水を一口飲んでから口にした。