花絵先輩はそう言って、遠藤先輩に拳を向けた。 遠藤先輩は小さく笑って、花絵先輩の拳に右手の拳を合わせた。 「手放さないよ。一生ね」 「ましろちゃん、唯衣の愛が重くなったらいつでもあたしのもとにおいでね」 そう言って、花絵先輩は颯爽と校門をくぐって行った。 ……素敵だ。 遠藤先輩の愛が重くなくても花絵先輩のもとに行きたい……。 「……ましろ、今変なこと考えなかった?」