ちゃんと今、幸せだから。 わたしの歩幅に合わせて歩いてくれるところも。 たまに進行方向じゃなくてわたしのほうを見てくれるところも。 つまずいたわたしを支えてくれるところも。 全部全部大好きで、その優しさに触れることが出来るのがすごく幸せで。 わたし、遠藤先輩の彼女になれてよかった。 「……ましろ、前」 「え?」