[完結]甘やかし王子様が離してくれません。




ポスンッと先輩の胸に頭をぶつけてしまい、慌てて後ろへ飛び退く。



「ごめんなさい……!!」



本当、今日のわたしは先輩に対して迷惑の上塗りをしすぎだ……!!


黄泉に通じる穴が今ここにあいてしまったらいいのに。

イザナミに追いかけられるくらいの罰を受けた方がいい気がする。



「……プハッ…本当、お前今朝から謝ってばっかりだ」



先輩はそう言ってクスクスと笑い始めた。

軽く握った手を口元に当て、目尻を下げて笑う姿にときめいてしまった。



って、ときめいてる場合じゃない。



「だってわたし、今朝から先輩にすごい手間かけさせて…土下座させてください」