もちろん、先輩の連絡先も。
わたしのSNSのIDも変わってしまって。
先輩の方からわたしに連絡することも出来なくなってしまっていたんだ。
「先輩と電話してた時、わたし階段の上にいて。……ちょっと手をすべらせて携帯が階段の下まで落ちちゃったんです」
そう言うと、遠藤先輩は前髪をクシャッと掴んで「あー」と声を漏らした。
「……何それ。全部俺の勘違い?てっきりましろに本気で嫌われて、ましろが意図的に俺と連絡とらないようにしたんだと思ってたんだけど」
「そんなわけあるはずないじゃないですか!!」
だって、わたしが携帯を落としたのは……。



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)