そして、四ノ宮君の心に届くようにはっきりとした口調で告げた。 「ありがとう……!!好きになってくれて、ありがとう!!」 あたりに軽く響いたわたしの声。 すると四ノ宮君はクシャッと顔をゆがめてから目元を手で覆いうなずいた。 「お前がそんなんだからっ…好きになったんだよ……!!」 「……ありがとう」 もう一度そうお礼を言うと、四ノ宮君はまたわたしに背を向けて今度こそわたしの前から姿を消した。 それからわたしはスマホをいじるでもなく。