板書されていく文字をひたすら書き写しながら、脳内に次々に浮かんでくる嫌な考えを必死に振り払った。 ♡♡♡ 「……四ノ宮君」 「よっ」 放課後、わたしは四ノ宮君と話をするために屋上に続くドアの前に行った。 残念ながら、うちの高校の屋上は解放されていない。 だから屋上に通じる鉄の重たいドアの前にくる人はほとんどいなくて。 実はたまにカップルの密会場所になってたりする。