[完結]甘やかし王子様が離してくれません。




うう、見離された……。


しょぼんとしていると、心ちゃんの優しい声が聞こえてきた。



『ましろ、何度も言うけど私はましろの味方だよ。花絵先輩の味方でも遠藤先輩の味方でもない。私はましろに一番幸せになってほしいよ』



「……っ、ありがとねっ心ちゃん……!!」



じわりと涙でにじむ視界。

嗚咽をかみ殺して、わたしは心ちゃんにお礼を言った。



わたしきっとね、心ちゃんがいなかったら今頃ベッドの中でひとりめそめそ泣いてたよ。



『ましろ、キスの意味を遠藤先輩に聞いてみなよ。あと花絵先輩には謝りな。自分も遠藤先輩が好きだから手離せません、って言って』