[完結]甘やかし王子様が離してくれません。




一瞬が、永遠の時のように感じた。



「……~っ!!」



ドンッと先輩の胸を押して、なんとか先輩との距離をとる。

そしてたたらを踏むようにして、後ろへ数歩下がった。


上がった息を整えながら、涙目で先輩を見上げると。


……笑っていた。

罪悪感の混ざった、切なげな表情で。



「謝らないから」