ここで足を止めたらダメだ!! そう思い、わたしは全力で歩道を駆け抜ける。 ……とは言っても帰宅部かつ運動音痴なわたし。 体力の限界はすぐやってきた。 足を止めそうになったのと、ほとんど同時だった。 後ろから羽交い絞めにされるように、抱きすくめられた。 「なんで、お前っ逃げてんの……!!」 少しとぎれとぎれな、疲れた声が耳元で聞こえてきて心臓が高鳴る。