[完結]甘やかし王子様が離してくれません。




―――パンパンパン




「まあまあ、形あるものいつか壊れるんだから」



―――パンパンパン



「何かっこつけてんだよ」



大きく開け放った窓際に立ち、右手に黒板消し、左手に棒を持ってひたすら黒板消しについた粉をはたく。


棒で黒板消しを叩くたびに宙に白い粉塵が舞う。



黒板消しクリーナーが運悪く故障して、掃除当番全員でジャンケン大会をしたんだ。


誰が黒板消しの粉の犠牲者になるかっていう。