「え?」 だって、ホールケーキを食べて笑っているわたしを見たら先輩もきっと笑ってくれるでしょ? 『食いしん坊だな』だとか『太るよ』だとか、そんな風にわたしをからかいながら。 わたしは遠藤先輩と一緒に笑っていたいんです。 そう思った時、遠藤先輩の携帯が鳴った。 「ちょっとごめん。……もしもし?」 遠藤先輩はブランコから立ち上がり、少しわたしと距離をとって会話し始めた。 でも遠藤先輩の声、少し聞こえてきちゃう。