「……冗談。……って言ったら、困らせないで済むんだろうね。でも困らせたいから『冗談』って言わない」 「困らせたいって……」 しどろもどろな態度になってしまったわたしを見て、先輩はまた笑った。 そして夜空を綺麗な長い指でさしてたずねてきた。 「もし今流れ星が流れて来たら、お前はなんてお願いする?」 流れ星へのお願い……か。 何がいいだろう。 テストで良い点とらせてください、とか?