♡♡♡ 「あと1歩で優勝だったのに」 悔しそうに顔を歪め、あからさまに感情を出すのは遠藤先輩。 テニスの試合、先輩は決勝戦まで難なく勝ち進んだものの準優勝という位置に収まった。 試合を終えて応援席まで戻ってきた先輩はわたしが手に持っていたタオルをさらって、汗をぬぐった。 「あー、本当にかっこ悪い」 「それを2回戦敗退の私の前で言います?」 腰に手を当てて、先輩に向かってそう言うのは心ちゃん。