《唯衣の家?それなら県立美術館の方だよ》 ま……真逆!! 県立図書館が近くにあるうちとは真逆の方向!! 確かめてみて良かった……。 《教えてくれてありがとうございます》 そう返事をしてから、わたしはキッチンにかけこんだ。 「ましろ?どうしたの?」 「パウンドケーキ!!作りたくて……傘に入れてくれた人がいて、そのお礼に!!」