そう言ってわたしは心ちゃんのからかいから逃げ出すことが出来た。 四ノ宮君に感謝しなくちゃ。 ……好きだとか、恋だとか。 そういうのいまいちよく分からない。 それはわたしは初恋さえもまだ体験していないから。 恋ってどんな感覚なんだろう。 そんなことを考えながらロッカーから英語の教科書や辞書を取り出した。 ♡♡♡