手をパタパタふって全力で否定する。 ニヤニヤしながらわたしをからかってくる心ちゃん。 なんとか話をそらそうとするわたし。 そんな攻防戦をしていると、後ろから軽く何かではたかれた。 「早く準備しないと授業始まるぞ?」 振り返ると、そこにいたのは英語の問題集を持った四ノ宮君だった。 ナイス四ノ宮君!! 「そうだよね!!あっ、英語の教材ロッカーだ!!」