「オーベント王国の第一王子よ」 「それ、嘘だよね!?え、嘘だって言って!!」 本当に!?わたし、本物の王子様にぶつかって、しかも教科書拾うの手伝わせたの!? 「嘘に決まってるでしょ」 わたしが慌てふためいていると、心ちゃんはまたしてもため息をつくように言った。 ……いじわる。 本気にしちゃったよ。 一瞬、自決を命じられるかと思ったよ。 そんなすごい人の手を煩わせちゃったのか!!って。