「しっかしまぁ、あそこまでくると大変だな…。」

俺の顔は割といい方かなとは思うけど…

あそこまで女子は男子に飢えてるのか?

柊陵とかもやっぱ、そうなのかな。

ん?でも割と俺の方が大変じゃない?

「あ、の…。赤津さん…だから…じゃない…のですか?」

「え?」

恐る恐ると発せられた小さな声は麻野のもので、

その声に一瞬、
キュンとしたのはなんなのだろうか。