わーぎゃー騒いでる((主に一稀が))うちに
昼休みはあっという間に終わり、

一稀はクラスに戻った。

「お前、割と本気で麻野のこと気になってただろ?」

「またその話?別に…僕は…。」

あっ、でもいっそ、話しちゃってみるか。

なにかきけることがあるかもしれない。

「柊陵は去年、麻野さんと同じクラスだったっけ?」

「ん?そーだよ、去年も今と全然変わんないけどな。」

「ふーん…。」

やっぱ、泣いてたことは言わない方が
いいのかもしれないな。