遂に4月。 私は真新しいセーラー服に袖を通す。 勇太と私が6年間一緒に過ごした大好きな校舎とはお別れだ。 これから私たちは別々な道を歩んでいかなくてはならない。 そして、私は電車で1時間ほどかかる女子中学に通うことになった。 小学校の時とは違い、ほとんどの人が知らない人だ。 そして、男子は1人もいない女子だけの楽園にちょっと期待していた。