算数のテストが返ってきた。 私の隣に座る勇太は苦い顔をしている。 「勇太テストどうだったの?」 勇太の横に座る穂香が聞く。 「まじ超やべぇ」 勇太はテスト用紙を見つめながら固まっている。 「見せてよ」 穂香が勇太のテストを見ようとする。 「やめろよ!まじやべーんだよ」 勇太は逃げている。 「どんだけ悪かったの笑」 私が言うと、勇太はこちらを向いた。