「かなたくん……ぐすっ……ありがとう」





私が泣いていると、必ずと言っていいほど飛んできてくれて、そばに居てくれた。



ある日のお昼休みに、
翔湊をおままごとに誘った。



「かなたくん!かなたくんは、あたしのだんなさんの、役して?」


「うん!!なら、まことは、お嫁さん役だな!!」



そんな、幼稚園児がよくする遊び。