「紗都、みぃが勘違いしちゃう言い方しないで」
「ふぇ、勘違い…?」
太ったことじゃないの?

「ごめんごめん。太ったことじゃなくて、性格が丸くなったねって。何ていうか、前より優しい口調になったって言うのかな?」

そ、そんなキツかったかな…?

「…そう?」

「うん、前より優しいよ」
ニコニコした顔でさーくんが頭を撫でてくれた。
さーくんは撫でるのが好きだな。

「みぃ、紗都と話があるから先に会計してて?」

「うん?わかった」
疑問に思いながら診察室を出て会計の場所に行った。
何の話だろう?

会計をしながらそんなことを考えていた。