ーーお前…せいで…

ーーちが…わたしは…ない!

ーー出て…け!

ーーお前なんか…じゃ…い!


一瞬、あの事がフラッシュバックした。

あの時もそうだ。

あの子が姫になってから私の幸せがなくなった。
毎日のようにあの子に嫌がらせをされ、見ただけで痣とわかるくらいにされた。
下っ端の子は心配してくれたけど、みんなは…。

追い出された時も下っ端は信じてくれた。
私は耐えられなくなり引っ越した。