「ーーはー」

「ーんーーー」


何か声が聞こえる。
折角寝てたのに。

「ん、ふわぁ」

「あ、みぃおはよう」

椎が私を膝枕してた。
だから寝心地よかったのか。

「おはよ…。眠い」

目をゆっくり開けると陽がいた。


「あ、陽来たんだ」

いつの間に。
てか今何時。

「うん、さっきね。あと今はお昼休みだよ」


あれなんで思ったことわかったんだろう。
私口には出してないはずだけど。

「思いっきり口に出てますよ」

真人にそう言われた。
ありゃ、出てたか。

てか、真人にめっちゃ笑われてるんだけど。


「もう、真人そんな笑わないでよ」
これでもかっていうくらい、口を膨らませ拗ねた。

「プッ、すみません。ほら飴ちゃんあげるので機嫌直してください」

あ、飴ちゃんがもらえるなら。


真人の方を向き飴ちゃんをもらった。