――白龍幹部

1年A組に着いた

教室の前には長蛇の列

「すごい繁盛してるねー!」

涼が感心した

「あっ!こんにちわー!」

店の前で店番をしていたナオが白龍幹部に気付いた

「あれ?ナオ、何してんの?」

ナオが、教室内にいないのが不思議なのか声をかけた花音

「てか、これ何?」

ナオの衣装を指さした玲音

「えっ!見てわかんないんですか?警察官ですよー!」

手を広げてみせるナオ

「そんなん見れば分かるよ!これは、何の店だよ!」

キレ気味に言い放った晶

「えっ!紘から聞いてないんすか?」

「うん、紘ちゃんが教えてくれなくてねー!」

晶を抑えながら答えた涼

「コスプレ喫茶ッスよ!」

看板を指さした

――癒しの秘密基地――

「本当は俺らが担当する予定だったんすけど…」

ナオが幹部達に中が見えるようにドアを開いた

そこには、巫女服を着て忙しく動き回っている女が見えた

「皆さん!よーくあの巫女を見てください!」

女を見ると

「紘…」

いち早く気づいた魁人

「えー!紘ー!」