怖い顔をしながら、書類を作っているアキ…


とにかく、必死だった


デスクの上で携帯が震えている


携帯を見ると、ゆいからのメールだった


「アキ…、私もうダメかも…
アキラはもう私の所には戻って来ない…」



アキはすぐにゆいに電話をした



プルルル…、 プルルル…



呼び出し音は鳴っているがゆいは出ない…



妙な胸騒ぎがした…



アキは仕事を途中で切り上げ、バックを持った


『課長、お先に失礼します』


桜田がお疲れ様を言う前に、アキの姿はなくなっていた


会社を飛び出したアキは、ゆいの事が心配で仕方がなかった


『ゆい、今行くからね』


タクシーを拾って、ゆいの部屋に向かった